美人局の手口は、大きく分けて2つに分類できます。
1つ目は、マッチングした女性の知り合いと思われる男性が途中で割り込んできて脅されるパターン。
2つ目は、マッチングした女性に脅されるパターンです。
いずれにしても、会う約束をするまでのやり取りで、怪しい行動を察知できれば、事前に回避できます。
やたらセックスに積極的だったり、行く場所を自分で決めたがる女性は怪しんだ方が良いです。
この記事でわかること
- ホテルで性交渉の後に女性のパートナーを名乗る男が乗り込んでくる手口がある
- 待ち合わせ場所に複数の男性が待ち構えている手口がある
- 性交渉相手が未成年であることを理由に脅される手口がある
- ホテルに入ったところを写真に撮られて脅される手口がある
- トイレに行っている最中に財布を盗まれる手口がある
- 外部サイトに誘導されて架空請求される手口がある
- 積極的にセックスしたがる女性は怪しい
- 待ち合わせ場所を自分で決めたがる女性は怪しい
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美人局の手口は?
美人局とは一般的に、
「男女が共謀して、女が他の男を誘惑したところへ男が現れて金銭を強要する行為、およびそれを行う者」(日本大百科全書より引用)
と解釈されていますが、近年その手口は巧妙化しており、特に出会い系やアプリなどのネットを介した出会いツールの台頭により、さらなら多彩化が見られます。
主な手口を見ていきましょう。
手口①:ホテルでの性交渉の後にパートナーを名乗る男が乗り込んでくる
一般的な美人局の手口です。
ホテルや自宅などでの性交渉の前後に、その女性のパートナーを名乗る男が部屋に乗り込んできて、金銭を要求されます。
手口②:待ち合わせ場所に複数の男が待ち構えている
人気のない待ち合わせ場所で待っていると突然、単独、あるいは複数人の男が現れ、
「人の女に手を出そうとした」などといちゃもんをつけられ、慰謝料と称した金銭を要求されます。
待ち合わせを必要とする出会い系ならではの美人局手口といえます。
手口③:性交渉相手が「未成年」であることを理由に脅す
性交渉の後、ホテル、あるいは自宅に男が乗り込んできて、「その女は未成年」だと言い募り、
口止め料としての金銭を要求されます。淫行条例(=18歳未満との性交渉は犯罪となる)を利用した手口です。
内容的には①と似ていますが、こちらのパターンは「あなた自身も犯罪者になる可能性がある」という点では、
より悪質です。泣き寝入りせざるを得ない状況を強引に作られます。
手口④:ホテルに入ったところを写真に撮られバラすぞと脅迫
被害者が「既婚者」である場合に多い手口です。ホテルに入ったところを写真に撮られ、
家族や会社に写真をばら撒くぞ、などと脅され、金銭を要求されます。
番外編①:女性が単独で性交渉相手の男性の財布を盗み去る
あなたがシャワーを浴びている最中に、女性が財布を盗んで、そのまま逃げ帰ってしまうパターンがあります。
この場合、女性の単独犯であることが多いようです。
これは厳密には美人局ではありませんが、絶対に気を付けなければいけない点でもあるので、
こういうパターンもあるのだと覚えておきましょう。
番外編②:LINEやメールで外部サイトに誘導され架空の請求をされる
出会い系サイトで知り合った後、改めてやり取りを始めたLINE、あるいはメールで、
「何らかの理由からやり取りができなくなったから、別のサイトで連絡を取り合おう」
とURLで誘導され、しかしその先は有料の出会い系サイトだった。
架空請求の典型的パターンです。そのサイトを利用すると後々、高額のシステム利用料金を請求されます。
払う必要はもちろんありませんが、恐怖や焦りで思わず払ってしまう方も珍しくありません。
上と同じように、これも厳密には美人局ではありませんが、金銭を巻き上げられるという点では同様ですので、ご注意ください。
以下管理人の今までの美人局被害状況を表にまとめてみました。
サイト | 美人局に会った人数 | 手口 | 被害 |
---|---|---|---|
ワクワクメール | 0 | - | - |
ハッピーメール | 0 | - | - |
PCMAX | 1 | フリーだと言っていた女が実は旦那がいて電話かかってくる→いまからいくから待っとけ | 素早くホテルを出て退散したので無事 |
メルパラ | 1 | ホテルから出たところで数人に取り囲まれる。先輩の嫁だと主張。 | とにかく警察を呼ぶを連呼。なんとか解放。 |
上記の4つを主に利用する事が多いのですが、PCMAXとメルパラで1件ずつありました。
どちらもなんとか無事に切り抜けることができましたがとても怖かったです。
出会い系歴10年以上の管理人ですが、今までは2人しか会った事がありませんので、かなり確率は低いかと思います。
ワクワクメール、ハッピーメールに至っては0人です。ワクワクメールに関しては1番女の子と出会えているのに美人局0人です。
ワクワクメールはそもそも出会い系サイトのパイオニアです。
悪質な出会い系サイトが大量に出てくる中ワクワクメールだけは真面目に健全に運営を貫いてきました。
ユーザーの事を考えているという信念もありますし、1番安心、安全に利用できます。
美人局が怖い方はワクワクメールだけ利用する事をおすすめします。
どんな人が怪しいのか?特徴や見分け方
美人局を企てる人にはいくつかの特徴が現れます。
絶対、とは言い切れませんが、覚えておくことで予防策にもできるので、ぜひ頭に入れておきましょう。
特徴①:やたら積極的に会いたがる
出会い系に慣れてくると分かりますが、出会い系の女性はすぐには会いたがりません。
きちんと言葉を交わしてから「会おう」となるのが大半です。積極的に会いたがる女性がいたら、割り切り希望者か、美人局だと疑いましょう。
しかし、昨今では「慎重にやり取りした上での美人局」という存在も確認されているようです。
会うまでの段取りがきちんとしているからといって警戒を怠らず、不審な点は見逃さないようにしましょう。
特徴②:待ち合わせ場所や行くホテルを自分で決めたがる
待ち合わせ場所を決めたがるのは、上の手口②「人気のない場所で美人局」を実行する為です。
また、ホテルを指定するのも、「その近くに仲間が待機しているから」と言えます。
出会い系の女性と出会う際、具体的な場所を決めるのは大半が「男性側」です。
女性が場所を指定するというのは、あまり考えられません。頑なに自分で目的地を決めたがる女性には要注意です。
特徴③:会っている最中にスマホを頻繁にいじる
会っている最中にも関わらずスマホを頻繁にいじるのは、仲間に合図を送っている証かもしれません。
近年スマホ依存が問題になっていますが、初対面の人と会っている時にもスマホをいじりまくる女性は、経験上ほぼあり得ません。
指が忙しなく、まるで文字を打っているように動いているのであれば、要警戒です。
特徴④:住所や勤務先など、個人情報を探るような質問ばかりしてくる
どこに住んでいるのか、勤務先はどこかなど、個人情報を聞いてくる場合は要注意です。
後々の脅迫に備え、情報を集めている可能性があります。大切な情報は迂闊に教えないようにしましょう。
加えて、「自宅に行きたい」と言ってくる女性も注意が必要です。
住所を知られるのは、美人局において最悪のケース。楽だからといって、初対面の女性を自宅に招くような真似は何があってもしてはいけません。
実際に被害に遭った人はどれくらいいるの?
美人局の被害に遭った実際の人数は、残念ながら分かりません。
しかし、国民生活センターによると、美人局のみによらない、出会い系サイトに関する相談数は以下の通りとなっています。
出会い系サイトに関する相談数 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 |
相談件数 | 20400 | 13446 | 12742 | 11200 | 9602 | 7976 |
(参考:http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/deaikei.html)
年を経るごとに減少しているのが分かります。
しかしこれは、被害が減少しているというわけではなく、より巧妙かつ悪質、誰にも言えないような水面下での犯罪被害が増加していることの証と見ることもできます。
美人局もその1つ。誰かに相談すればまた脅迫されるのではないか、という意識が被害者に根強く残ってしまい、
結果、こういった数字には表れない存在となってしまっているのです。
被害の具体的数字は不明ですが、泣き寝入りを決めた者を含めれば、相当な数の美人局被害者がいるものだと推測されます。
どうすれば美人局の被害に遭わないですむのか?
ここからは美人局に対する具体的な対策をご紹介致します。まずは美人局の被害を事前に予防する方策を4つお伝えします。
予防策①:すぐにホテルや相手の自宅などに行かない
会ってもすぐにホテルに行ったり、相手の家に行かないことが重要です。
上述したように、自宅に招くのもご法度。待ち合わせをする際も、できるだけ人通りの多い場所を選びましょう。
カフェなどでワンクッション置くことをオススメします。もし相手が美人局を狙っていた場合、
・頻繁に誰かと連絡を取り合っている
・店を出てすぐにホテルに行きたがる
・辺りをキョロキョロして挙動不審な態度を取る
などの兆候が見られることがあります。
違和感をきちんと察知する為にも、時間的な余白を取ることは美人局に対して有効な手段となり得ます。
予防策②:身分証明書(運転免許・保険証など)を持って行かない
美人局において、個人情報を知られることは最悪のケースの1つに数えられます。
特に住所を知られることは絶対に避けたい為、それらの情報が記載されている身分証明書の類は持ち歩かない方が良いでしょう。
また、必需品であるスマホも、きちんとロックしておくことをオススメします。
スマホはもはや身分証明書以上に個人情報の塊、最悪、家族や友人に迷惑が掛かる恐れもあります。
お金を払ってでも個人情報は死守する、くらいの気概を持ちましょう。
予防策③:未成年の可能性がある場合は、ちゃんと事前に確認する
もし相手の外見や雰囲気に少しでも違和感を持ったら、必ず身分証明書などで年齢の確認をしてください。
直感はバカにできません。少し怪しいからといって見過ごすと、後で痛い目に遭うことになります。
未成年であることが確認できた、あるいは相手が身分を証明することができなかった場合は、その場から速やかに逃げましょう。
バレたことに勘付いた共犯者たちがその場に集まってくる恐れがあります。
予防策④:相手とのやり取りを記録しておく
これは予防策というよりも、最悪のケースを想定した上ので防衛策となります。
やり取りを記録しておくことで、警察に相談した際、美人局の重要な証拠となり得ます。
出会い系の場合、相手が退会してしまうとメール履歴の一切が消去されるサイトもありますので、
スクリーンショットを撮っておくなど、会うことになった女性とのやり取りはこまめに保存しておくことを強く推奨します。
出会い系サイトの評判をよくチェックしてから利用するようにしましょう。
もしも美人局に遭ってしまったらどうすればいいの?対処法を伝授
考えたくはないでしょうが、万が一、美人局に遭ってしまった場合の対処法もご紹介します。
自分は大丈夫と安易に考えず、最悪の事態を考え、最善の行動を取りましょう。
対処法①:事前に怪しいと思ったらすぐに逃げる
「どんな人が怪しいのか?特徴や見分け方」の章で紹介した特徴などに、少しでも合致した場合は、速やかに逃げてください。
また、特徴に引っかからなくても「ちょっと変だな」と思った場合も、同様にその場から離れましょう。
その直感はおそらく当たっています。
出会い系の性質上、女性と会うに至るまでは苦労の連続だと思います。
せっかく会えたのに、と思う気持ちも分かりますし、「勘違いかな」と考えたくなる気持ちも、重々理解できるところです。
しかし、そんな甘い気持ちにつけ込むのが美人局です。ヤバいと思ったらすぐに逃げる。
出会い系を利用する上で、いの一番に覚えなくてはならないことがあるとしたら、まさにこれと言っても過言ではありません。
対処法②:ひとまず渡せるものを渡してしまう
隙あらば逃げろ、とにかく逃げることを第一優先に考えろ。
こう言いたいところですが、絶対に逃げられない状況というのも実際にあります。
鍵とロックの掛かったホテルの部屋で男たちに囲まれた、とかですね。
そんなケースに陥った場合は、渡せるものは全て渡してしまいましょう。主に金銭ですね。
結局、その美人局パターンにハマった場合は、「脅されて泣く泣く金銭を差し出す」か、
「素直に金銭を差し出す」かの2択しかないので、それならば身の安全を保障する為にも、後者を選択した方が良いと言えます。
もちろん唯々諾々と脅迫に従うと、「こいつはいいカモ」だと再びの脅迫に遭う可能性がありますが、その時はまた状況が違います。
警察に連絡するなり、誰かに助けを求めたりといった選択が取れるようになるのです。
何も打開の策が取れないならば、その場をいかに安全に切り抜けることを最優先に考えましょう。
最もやってはいけないのは、無駄に抵抗して、自らの命を危険にさらすことです。
対処法③:警察に相談する
美人局への対処法として最終的に行き着くのは、やはり警察です。
最善の手でもありますが、恥や外聞もあって、なかなか相談しにくいのが現状。
しかし、脅迫が続くことも考えられるので、被害が拡大しないうちに警察に相談することをやはりオススメします。
きちんとした証拠がないと警察も動くに動けないので、「やり取りの記録」や、「具体的な脅迫の証拠」をきちんと揃えておきましょう。
美人局は犯罪です。具体的には「詐欺罪・脅迫罪・恐喝罪」に当たります。
相手もそれが分かっているので、警察の介入を非常に嫌がります。美人局に引っかかったことは「ちょっとした勉強」だと思って、
素直に警察に相談してみましょう。それが美人局に対する最善、最良の対処法です。
出会い系における美人局の手口とその対処法まとめ
美人局は古典的な犯罪で、しかしだからこそ、インターネットの広く普及したこの世の中においても生き残り続けています。
むしろ、顔も知らぬ、素性も定かでない人間と気軽に会えるようになった社会において、
これほど効果的な犯罪はないのではないかと思う程でもあります。
出会い系は美人局の温床、とはさすがに言い過ぎですが、それに巻き込まれるリスクは確実に存在しています。
とはいえ、世の大半の男が、そんな惨状を露とも知らず出会い系で楽しい思いをしているのもまた事実。
要は、「気を付けなさい」と、こういうことです。出会い系は自己責任の世界。警戒してもし過ぎることはありません。
ここまでの話を聞いて、「出会い系サイトって怖いな」と思ったかもしれませんが、実被害の数でいうと、全体の1%未満です。
普通にサービスを利用しているだけでは、そうそう被害に合うことはありませんので、ご安心ください。
それでも、できる限り美人局に遭遇する確率を減らしたい場合は、
- 未成年女性には要注意する
- やたらとすぐに会いたがったり、セックスしたがる女性に注意する
- 行く場所をすべて自分で決めたがる女性に注意する
- 管理人の経験上、もっとも安心に利用できるワクワクメールを利用する
これらを押さえておけば、まず危険な目に合うことはありません。