オナニー中毒とは、オナニーによる射精が我慢できず、一日に何度も何度もやってしまう状態のことを指します。
オナニー中毒の主な原因は、ストレスが影響している可能性が高いです。
例えば、仕事や人間関係のストレスを日々感じていることが挙げられます。
それ以外では、極端に自己肯定感が低い人や外に出る機会が極端に少ない場合に、オナニー中毒に陥りやすいです。
オナニー中毒は私生活にも影響を及ぼすため注意が必要です。オナニー原因で仕事が手に付かなかったり、ペニスから出血するケースもあるため、早めの治療が必要です。
この記事でわかること
- オナニー中毒は自分の性欲求において我慢できない状態
- オナニー中毒は性依存症の一種とされている
- オナニー中毒はエスカレートすると犯罪へと発展する可能性がある
- ストレスや嫌なことから逃げるためにオナニーをする人は危険
- 自己肯定感が極端に低い人はオナニー中毒になる可能性がある
- オナニー中毒は膣内射精障害へと発展する可能性がある
- オナニー中毒の可能性を感じたら病院で治療を受けよう
オナニー中毒とは射精が我慢できず一日に何度もオナニーをしてしまう状態
オナニー中毒は自分の性的欲求においてそれが我慢できない状態です。
具体的には、オナニーによる射精が我慢できず、一日に何度もやってしまう状態です。
自分では、オナニーによる時間の消費や経済的損失(AVの購入など)が発生することがわかっているにも関わらず、やめることができない。
むしろエスカレートする状態のことを指します。オナニー中毒という病名は存在せず、病院で診察をすると性依存症や性的嗜癖障害などと診断されます。
オナニー中毒のチェックリスト
オナニー中毒のチェックリストを準備しました。
チェックが多ければ多いほどオナニー中毒である可能性が高いです。
ただ、チェック数が少ないからといって安心できるわけではありません。ひとつでもチェックがついた場合は、オナニー中毒の改善について考えてみてください。
- ストレスに耐えられず、不安や孤独から逃げるためにオナニーをする
- オナニーは時間の無駄だと感じることがある
- オナニーをしたあと、罪悪感から落ち込む
- オナニーによって生活の優先順位が逆転することがある
- オナニーの回数を制限したいと思うことがある
- オナニーが頭をよぎり、仕事や勉強に集中できない
- オナニーの回数を聞かれたとき、回数をごまかすことがある
オナニーで完結する場合は問題ないが性犯罪に手を出してしまうケースもある
オナニー中毒は性依存症の一種とされています。
性依存症には、大きく分けて非合法タイプと合法タイプにわかれており、オナニー依存症は合法タイプに分類されています。
症状としてはまだ軽い方ですが、安心はできません。
なぜなら、合法タイプから非合法タイプへとエスカレートする可能性があるためです。非合法タイプはその名の通り、法律を犯す行為です。
合法タイプと非合法タイプ
性依存症の合法タプと非合法タイプについて詳しく説明します。
合法タイプの代表的なものには、自慰行為の他に風俗通いや不倫浮気が存在し、非合法タイプには痴漢や強姦などがあります。
非合法タイプへとエスカレートしないうちに対処することが重要です。
合法タイプ
性依存症の合法タイプとは、法律には違反しないが性に対して過剰な欲求があり、それを抑えられない人のことを指します。以下行為がそれに該当します。
- 風俗通い
- 自慰行為
- 不倫浮気
- サイバーセックス
非合法タイプ
性依存症の非合法タイプとは、自分の性的欲求を抑えきれず、法律違反をしてしまう行為をさします。以下行為がそれに該当します。
- 痴漢
- 盗撮
- ストーキング
- 強姦
- 下着窃盗
<非合法タイプのケース>
ケース1:40代・既婚男性Aさんの場合
『痴漢で5回逮捕され、昨年12月まで服役していました。電車に乗るまでは痴漢をしようと考えていなかったんです。でも満員電車に乗ると「スイッチ」が入ってしまってそれで再発(リラプス)してしまうんです。いつも同じ時刻、同じ電車、同じ車両に乗ります。そこには、いつも同じ女性がいます。彼女は、今まで嫌がらなかったしむしろ喜んでいたと思います。逮捕後、再び仕事をクビになり現在は専門治療に通院中です』出典:https://www.enomoto-clinic.jp/care/sexual/#scroll-secition2
オナニーしかストレス発散のはけ口がなく一日に何度もオナニーしてしまう場合は注意が必要
オナニー中毒のよくある症例について解説をします。ひとつでも当てはまるような方は、一度病院で診察をしてもらった方がいいかもしれません。
学生ならまだいいかもしれませんが、就職活動や仕事をクビになるリスクを考えると早めに対処しておきたいものです。
オナニー中毒は適切にケアをすれば改善できる症状です。まずは自分がオナニー中毒であることを自覚するところから始めるといいでしょう。
毎日2回以上オナニーをする
毎日欠かさず2回以上オナニーをしている場合、オナニー中毒の可能性があります。
ただ単に性欲が強いという可能性も当然ありますが、社会人になって以降もそれが継続している場合はちょっと危険です。
日本人男性の場合、月の平均オナニー回数は20代が11.4回、30代が9.3回、40代が7.4回というデータがあります。
一般的な20代男性と比較しても、毎日2回以上それを30日継続した場合、月に60回オナニーをする計算です。一般男性と比較して約6倍もオナニーをしていることがわかります。
<(セックス経験有無問わず)あなたはこの1ヶ月で何回マスターベーションしましたか?>
出典:https://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex2018/03_other_sex.html
1日シコらなかっただけで性欲でこんな時間に目が覚めるのでオナニー中毒だということを実感する土曜日朝〜〜!!!!!!
— すーこ (@hopstepjumphop) July 16, 2021
オナニーしかストレス発散のはけ口がない
毎日残業続きでストレスが溜まり、オナニーしかストレスのはけ口がない場合も、しらずしらずのうちにオナニー中毒になっている可能性があります。
なぜならオナニーをしないとストレスが発散できない身体になっているからです。
この状態だと自然とオナニーの回数も増えやすく、根本的な原因であるストレスに対して対処することができていません。
仕事やめる等の決断はすぐにできないと思うので、例えばスポーツや友人と外で遊ぶなどのオナニー以外のストレス発散方法が必要です。
刺激の強いオナニーが癖になっている
強い刺激でしかオナニーができなくなってしまった場合もオナニー中毒の一種といえます。
一般的には自分の手やTENGAなどを使ってオナニーすることが多いですが、床にこすりつけたり、刺激の強いおもちゃを使ったりするオナニーが日常的になっている場合は注意が必要です。
このままだと、より強い刺激を求めてオナニーがエスカレートする可能性が高いです。勃起障害になる可能性もあるので、自覚がある場合、徐々に刺激を弱くするかオナニーの頻度を減らしましょう。
弱い刺激でオナニーをするなら、TENGAがおすすめです。
<マスターベーションで、強い刺激がないとイケない>
いま女性とのセックスでイケない、膣内射精障害による男性不妊が増えています。その大きな原因が「不適切な刺激のマスターべ―ションに慣れすぎたため」と判明しています。徐々に弱い刺激に慣らしたり、刺激の強すぎる映像は見ず、「イマジン」で。
出典:https://www.nhk.or.jp/heart-net/oshiete-kamisama/category01/02.html
オナニー中毒の主な原因は仕事や人間関係のストレス
オナニー中毒に陥る原因について解説します。
オナニー中毒は誰にでも発生する可能性がある症状です。自分には関係のないことと思っている人がハマってしまうことがあります。特に日頃から強いストレスを感じている方は要注意です。
過剰なストレスを感じている
仕事や人間関係などで日頃から強いストレスを感じており、それを発散する手段としてオナニー中毒へと発展するケースがあります。
例えば職場で大きなミスをしてしまい、そのストレスのはけ口としてオナニーを選んでしまう。そうするとほんの一瞬ではあるが、スッキリとした気分になり、気持ちが晴れやかになる。
気持ちが落ち込み自己肯定感が下がっている
良くないことが重なり、たびたび自己肯定感が下がることがある人もオナニー中毒になりやすい。
ストレス発散と似ているが、一時的な逃げ道としてオナニーを選んでしまう人は少なくない。オナニーをする瞬間だけは、快感だけに浸ることができる。
自分の失敗や低い自己肯定感を忘れることができる。気持ちの浮き沈みの激しさが原因でオナニー中毒になってしまうケースもあります。
外に出る機会が極端に少ない
普段から外に出る機会が少なく、仕事も趣味も自分の部屋の中で完結してしまうケースもオナニー中毒の原因として挙げられます。
昨今はリモートワークに移行する企業が多くあります。そんな中、外に出る機会がめっぽう減ってしまう人がいます。
仕事中であっても、誰かに監視されている、見られている心配がないため仕事中であってもオナニーをしてしまう人がいます。このように、仕事環境が原因でオナニー中毒になってしまうこともあります。
オナニー中毒は私生活に影響を及ぼす場合もある
オナニー中毒が私生活に与える影響について解説します。
「オナニー中毒になったとしてもオナニーをやめればいいでしょ?」と簡単に考えてしまう人がいますが、実際にすぐに抜け出せるようなひとはほんの一握りです。
そして日常生活への影響も非常に大きい。一度発症してしまうと、完治するまでに時間がかかることを認識しておきましょう。
罪悪感をオナニーで解消する負のループ
ストレスを発散させるために行ったオナニーで罪悪感を感じてしまい、それがさらにストレスを生んでしまう原因になることがあります。
例えば、家に仕事を持ち帰った際、本来ならばすぐに取り掛からなければいけないにも関わらず、仕事のストレスを発散するためにオナニーを優先してしまう。
射精の瞬間だけは気分が晴れやかになりますが、1分もすると現実に戻ります。
仕事よりもオナニーを優先してしまった自分が許せなくなり、罪悪感で気持ちが落ち込むんでしまう。
そしてその落ち込んでしまった気持ちを紛らわせるために、もう一回オナニーをしてしまう。
このような負のルームにハマってしまうことがあります。気がついたらあっという間に時間が経過し、仕事の提出期限が過ぎてしまうなんてこともあります。
膣内射精障害へと発展する可能性がある
オナニーの回数が増えると、だんだんと強い刺激を求めるようになります。
最初は自分の手やローションを使う程度だったが、エスカレートし、刺激の強いおもちゃや床にこすりつけるようなオナニーに発展することがあります。
強い刺激によるオナニーに慣れてしまうと、セックスする際、女性の膣内では刺激が足りず、膣内射精障害へと発展する可能性があります。膣内射精障害は非常に深刻な問題で、最悪の場合は子供を設けることができなくなります。
膣内射精障害を治療するなら、弱い刺激のオナニーに慣れる必要があります。アダルトグッズの中ではTENGAがおすすめです。
ペニスから出血する可能性
刺激の強いオナニーをしすぎると当然ですが、ペニスへの負担が大きくなります。
人によっては、陰茎がただれ、尿道から出血することがあります。出血すると小便の際にも激痛が走るため、普通に生活することが難しくなります。
オナニー中毒から脱却したいなら病院で診察を受けよう
現時点でオナニー中毒だからといって、過剰に意識する必要はありません。
身体自体は健康体ですから。また解決方法もいくつか存在します。
ただ一番やってはいけないのが、オナニー中毒であることを自覚しつつそれを放置することです。
今はオナニーで発散できているかもしれませんが、今後それが発展し、性犯罪に手を出す可能性だってあります。早めに対処しておきましょう。
病院で診察を受ける
オナニー中毒から脱却するためにはまず、病院で診察を受けることをおすすめします。
専門医に相談することで、カウンセリング受けることができ、あなたに合った解決方法を提示してくれます。
またオナニーを頻繁にする人のことをオナニー中毒とよく表現されますが、実は正しい表現ではありません。
病院で診察を受けると、「性嗜好障害」や「性依存症」と診断されます。
性嗜好障害とは、一言でいうと、セックスにまつわる行動をコントロールできなくなることです。セックス依存症などもこの症状に該当します。
<性嗜好障害(性依存症) 専門外来>
SEXにまつわる行動がコントロールできなくなり個人的、裁判沙汰になるような社会的な問題行動(性犯罪など)を起こしてしまうことを本人の意志の問題として捉えるのではなく、性嗜好障害(性依存症)という病気として捉え病気で有れば治療し回復していくためのご相談に応じています。当院は通院専門の病院ですので、家事、仕事を続けながら治療に取り組めます。
オナニーやAV鑑賞以外の趣味を見つける
オナニー以外の趣味を持つことも非常に効果的です。特に外に出て身体をしっかり動かすような趣味がおすすめです。
例えばマラソンやテニス、サッカーなどのスポーツは全身を使った運動です。筋肉がほぐれるのはもちろん、血糖値が改善され血圧や血中脂質が改善されます。身体にとってはいい事づくしです。
また友人たちと一緒にスポーツを楽しむことで、汗をかく以外にコミュニケーションを楽しむことができます。
人と会話をすればストレス発散にもなりますし、脳が活性化します。オナニー以外に趣味がないと、なかなか外出する機会も増えません。
外出をしないことの一番のデメリットは陽の光を浴びることができない点です。
太陽の光を浴びるとセロトニンという成分が体内で分泌されます。そしてこのセロトニンは心を安定させる効果があるのです。セロトニンを分泌させるためにも、外に出る習慣を作ることは大切です。
健康的な生活を心がける
オナニー中毒から脱却するためには、なるべくストレスを感じない健康的な生活を心がけることが大切です。
職場で日常的にパワハラを受けている、ミスをすると過剰に叱られる、仕事をすると精神的に不安定な状態になる方は転職も視野にいれましょう。
オナニー中毒から抜け出すには根本的な原因を潰す必要があります。もしそれがわからない方は、自分の生活を見つめ直すことが必要です。
なるべくストレスを減らし、適度な運動し、健康的な食生活と睡眠を心がければ、少しずつ改善されます。
オナニー中毒を回避して楽しいオナニーライフをおくろう
オナニーは適切に行うと免疫力が増え、ストレス解消の効果があります。
また、幸せホルモンであるセロトニンも分泌されるため、心が安定し、睡眠の質があがると言われています。
現時点でオナニー中毒である可能性のある人は早めに治療を行い、楽しいオナニーライフがおくれるよう回復に努めてください!