ネットナンパの危険性とトラブル事例

ネットナンパは、気をつけて利用しないと犯罪者になったり、事件に巻き込まれてしまう可能性があります。

よくあるのが、未成年者との出会いです。日本の法律上、成人男性が18歳以下の未成年女性と性行為をした場合、逮捕されてしまう可能性があります。

特に最近では、高校生がお金欲しさに「パパ活」をするケースが増えています。十分に気をつけましょう。

この記事でわかること

  • ネットナンパでは未成年者と出会う可能性がある
  • 真剣交際であれば未成年者との付き合い、性行為は問題ない
  • 真剣交際以外の理由で未成年者と性行為をすれば違法になる
  • 未成年者に対しビデオ撮影や脅迫行為は違法になる
  • SNSで弱っている発言に対して近づいてくるネットナンパに注意する
  • 出会い系サイトで悪質なネットナンパに遭う可能性がある

 

ネットナンパで未成年者と出会う可能性がある

未成年者と出会う可能性

男性にとってネットナンパでもっとも注意しなければいけないのが、未成年者に手を出してしまう可能性です。また近年ではパパ活が流行っており、高校生や中学生がSNSを使って金銭を目的に男性とデートや身体の関係を持てるようになりました。だからと言って未成年者の身体目当てにSNSを利用する行為はやめましょう。そしてきちんと法律を理解したうえで、出会いを楽しみましょう。

未成年者との真面目な交際は問題ない

まず未成年者との付き合い方について正しい知識を付けることが大切です。そもそも成人男性が未成年の女性と交際することは違法なことでしょうか?答えは、「真面目な付き合いであれば違法ではない」です。

インターネット上の出会い以外でも歳の差を超えた出会いは当然あります。その中で恋愛関係に発展することもあるでしょう。二人が真面目な恋愛関係であれば交際すること自体はなんの問題もありません。

未成年者との性行為が違法になるケース

次は未成年者と性行為をした場合の法律について紹介します。結論からいうと真面目な交際をしている中での性行為は法律上問題はありません。しかし、それ以外の目的で未成年者と性行為をしてしまうと違反となります。

まず、根本として未成年者に性的な行為をさせることはことは禁止されています。これは法律で罰せられる行為です。このケースは例えば指導者とのその教え子のような明らかな影響力が働くなどの場合を指しています。

また当然金銭が絡んだ場合も児童買春に該当するため違法となります。

SNSで知り合った女性が未成年と知りながら、新潟市中央区でみだらな性行為をしたとして長岡市在住の男を逮捕

新潟北警察署は1日7時28分、新潟県長岡市在住で会社員の男性(26歳)を新潟県青少年健全育成条例違反(みだらな性行為の禁止)の疑いで逮捕した。

男性(容疑者)は7月11日、SNSで知り合った下越地方居住の10歳代の女性が18歳未満であることを知りながら、新潟市中央区紫竹山地内において、みだらな性行為をしたもの。

女性の関係者から被害の届出があり、捜査を進め、事実を確認したことから逮捕に至った。

出典:https://www.niikei.jp/494477/

それ以外にも上記に挙げた指導者と教え子のような影響力や金銭が絡まない場合でも、各地域で青少年健全育成条例があり未成年者との性的な行為や深夜外出を禁止しています。

未成年者との接触において、性行為以外でも違法となるケースがあります。絶対にやめましょう。

事例1【児童売春・児童ポルノ法違反】
携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子中学生に対し、現金を与える約束をしてみだらな行為をするとともに、その場面などをビデオ撮影。児童ポルノを製造し販売

事例2【脅迫】
17歳の女子高生は、出会い系サイトで知り合った男性との交際を断ったところ、「身元は分かっている。絶対殺しに行く。」と脅迫された

出典:( https://www.soumu.go.jp/soutsu/shinetsu/sbt/tsusin/service/deai.html

相手の弱みに付け込んだ悪質なネットナンパ事件

悪質な事件

ネットナンパでもっとも悪質な事件は2017年に起きた「死にたい女性」を標的にしたネットナンパ殺害事件です。

「死にたい女」を餌食にするSNSナンパ師の狂気

SNSで弱っている女性を誘い出す

SNSで「死にたい」「自殺」「安楽死」という発信をしている女性を標的にDMを送信する。そして相談に乗るふりをしながら該当女性に少しずつ近づいていく。そんな悪質な方法で女性と直接会うようになり、最終的には殺害をしてしまう悪質な事件です。

SNSは自由に発信ができるからこそいろんな人との出会いに発展しますが、それが裏目に出てしまう場合があります。上記に挙げた事件のように。

特に精神的に弱っている時には、いくら優しい言葉をかけられようとも見ず知らずのしかもSNSでDMを送ってくる人を簡単に信じてはいけません。多くの場合はあなたを利用する目的で近づいてきています。

困ったときは家族や友人、医師やカウンセラーなどできるだけ身近な人もしくは専門家に相談するようにしましょう。

ネットナンパの危険はSNSだけではない

ネットナンパはSNSに限ったことではありません。インターネット上のナンパ全般のことを指すため、出会い系サービスでもネットナンパで危険な目に遭う可能性はあります。ただ、出会い系サービスは多くの場合身分証の提出が必須なため、SNSよりは安全に利用することができます。出会い系サービスでは平成20年に児童買春防止を目的とした規制が強化されています。

<出会い系サイト規制法の改正>

■ 出会い系サイト事業者に対する規制の強化
■ 児童による出会い系サイトの利用を防止するための民間活動の促進
を内容とする改正出会い系サイト規制法(平成 20 年法律第 52 号)が成立し、同年 12 月から(一部の規定は同年9
月から)施行されることとなりました。

出典:( http://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/deai/business/pdf/panf.pdf  )

出会い系サービスを使ったネットナンパの危険性を紹介するための事例として2018年に起きた暴行事件があります。

ゼクシィ社員が婚活アプリで出会った女性に暴行 イメージ悪化か

真面目な恋活・婚活目的の男性はほんの一部

出会い系アプリやサイトを利用する女性に言いたいのは、大手で有名なサービスだったとしても本当に真面目な出会いを探している男性は一部しかいません。大体の男性が真面目と言いつつも女性をキープするために複数人とデートの約束をしているし、特定の女性が見つかってもスワイプを繰り返し、別の女性にいいねを送っています。

デートした相手が大手企業に勤めていたとしても、ある程度警戒して少しずつ距離を縮めるようにすることをオススメします。

DVを見極める特徴

実際に被害に遭ってからでないと分からないDVですが、実はいくつか特徴があります。後々被害者にならないためにも、付き合いが浅いうちにチェックしておきましょう。

  • 第一印象が良すぎる、優しすぎる
  • 心配性
  • 真面目なのに転職回数が多い
  • 美意識が高すぎる、細かい
  • 運転が荒い
  • 束縛をしたがる
  • 甘えたがり

もし自身がDVを受けている自覚がある場合、すぐに相談ダイヤルに電話をして解決に努めましょう。

配偶者からの暴力に悩んでいることを、どこに相談すればよいかわからないという方のために、全国共通の電話番号(0570-0-55210)から相談機関を案内するDV相談ナビサービスを実施しています。

発信地等の情報から最寄りの相談機関の窓口に電話が自動転送され、直接ご相談いただくことができます。

出典:( http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv_navi/index.html